紅橈会・語録
紅橈会・語録
2015新年度への言葉!
大阪市立大学漕艇部部長 中瀬哲史
漕艇部にとっての新年度にかけて
現在,漕艇部部長をしております,昭和62年卒業の中瀬哲史です。いつも私ども漕艇部の活動にご理解いただき,ご協力いただきましてありがとうございます。
さて,また新しい年度が始まりました。そして,幸先よく,この10月3日から5日にかけて,埼玉県戸田ボートコースにて行われました第55回全日本新人選手権大会の男子舵手付きフォア種目にて3位に入賞いたしました。すでに大学のホームページでも紹介されておりますので,ご存じのOB,OGの方はたくさんいらっしゃるのではないかと思いますが,ご報告します。よく頑張ってくれました。
今回,「ボート部」ではなく「漕艇部」と表記いたしました。「ボート」は私たちの部員らが乗る手段であるのに対して,「漕艇」とは「ボートを漕ぐ」という動作をあらわしているように思えて,改めて他クルーよりも速く「ボートを漕ぐ」ことを意識したいと思いました。他クルーよりも速く私たち大阪市立大学クルーが「ボートを漕ぐ」ことができるように,現役部員は奮闘し,私たちOB,OGは物心両面でサポートします。そして,この年度替わりには,紅橈会において毎年総会が開催され,前年度の報告,次年度に向けた取組みの報告が行われるとともに,4回生に対して記念品が贈呈されます。
私は,特にこの4回生への記念品を贈呈いただく紅橈会に対して,部長として,教員としてとても感謝申し上げるのです。というのは,記念品を贈呈する対象は,対校エイト・メンバーだけではなく,優秀な成績を収めたものだけではなく,すべての4回生だからです。彼ら4回生は,ここまで漕艇部を引っ張ってくれました。だからこそ,皆様とともに,心からご慰労したいし,お礼をお伝えしたいし,そしてこれからは同じOB,OGとして市大漕艇部を支えてほしい,応援してほしい,と考えるのです。
今回,新しくOB,OGとして加わってくれた「4」回生も含めてこの漕艇部を今まで以上に盛り上げていきたいと思います。今年度もどうぞよろしくお願いします。
富樫会長ご挨拶(昭和43年卒業)
「平成27年度 シーズン開幕にむけて」
会員の皆様には、いつも現役諸君のボート部活動にご支援を賜り、厚く御礼
申し上げます。
既にご承知の方も多いと思いますが、先日戸田で開催された全日本新人レガッタで、フォア―が見事3位に入賞、先着した立教大、立命大に一艇身の僅差でありました。彼らが、新年度の対校エイトの主力メンバーとして活躍することを期待しています。
平成27年度は、市大ボート部創設125年の節目の年にも当たりますので、
神大定期戦はもとより,関戦、大学選手権でも納得のいくレースが出来るよう
冬場の体力作りに励んでもらいたいと思います。
ここ数年、監督、コーチ陣が非常に熱心に活動いただいた結果、現役諸君の
意識も年毎に高まってきており、必ずや嬉しい結果に結びつくものと確信しております。
社会、経済情勢等、誠に厳しい折ではありますが、現役諸君への変わらぬ
ご支援の程宜しくお願い申し上げます。
2015年度指導陣、現役幹部の各持ち場での指導方針
福本監督/S44
<活動方針>
1.高い目標を共有するチーム(現役・OB・OG)力の強化とスポーツマンとしての限界に挑戦
2.中長期目標を設定し常勝集団をめざす
3.サポート体制の充実(マネージャー・強化委員会・紅橈会)
4.指導体制の強化(科学的分析・科学的トレーニングの追求)
5.安全・金銭・投薬・異性等の問題の対応を徹底
6.真の自主性の実現(学生の活動計画の質的向上による自主性の確立)
<行動指針>
1. FOR THE TEAM(すべてはチームのために)
2.考える習性(改善のスピードアップ)を深化
3.常にポジティブシンキング(ねあか伸び伸びへこたれず)
4.挑戦的計画を地道に努力
5.緻密な計画で文武両道
上野ヘッドコーチ /S48(男子)
昨年度の対校クルーは5月の朝日レガッタ決勝進出、6月の関選は予選で3位のタイムではあったが阪大、京大に敗れ決勝進出ならず、7月の神戸戦では2艇身半で久々に快勝でき過去10年間で2勝8敗、8月のインカレの敗復ではタイム的に関西勢ではトップであったが最終日まで残ると言うシーズン目標は達成できなかった。一昨年度は、朝日レガッタでは京大、阪大、神戸大と対等以上に戦えたが、6月の神戸戦では敗れ、7月の関選で神戸が優勝し、市大は11年振りに3位入賞と言う成果はあったが、インカレに向けては技術面での不安定さを露呈し惨敗に終わっている。それらを踏まえて成果と課題の主なものは以下の通り。
1.成果
一昨年のシーズン後半での技術崩壊を克服するために、富森Cの意見を取り入れ加古レ後の11月中旬~翌3月中旬まで小艇中心で「追いかけ方式」(京大方式)を導入し、また対校候補15人メンバーをAグループとしてエルゴ値や技術要素をもとに対校8+メンバーを選抜する競争原理を導入し、7月神戸戦後の最終のインカレメンバーの選抜まで続けたことが選手の心・技・体の面での進歩につながったと思う。技術面では春先に浜寺でのペアー艇による4週間の集中練習の成果が大きく、シーズン後半で漕ぎを崩すことはなかった。また、4月から新たにコーチを委嘱した今井氏(清風高校~仙台大学OB)のアドバイスにより練習量が格段に増えた成果もあり。トレーニング面では元市大のトレーナーで現在一橋のトレーナーもやっている岩井氏に依頼し、メニューを提供してもらうことで陸トレ効果も上がってきている。
2.課題
一昨年度から言い続けてきたPDCAの定着は道半ば。「自らを知り(過去クルーのKPIとの比較や練習内容、戦績、ライバル校分析」など一定の成果は見られたが、「どのような練習をどの様に、どの程度やれば勝てるのか」と言うことをより明確に認識した上で、常に各クルーが考えて練習内容を計画して実施する点では更にレベルを上げていく必要がある。また、一昨年から毎週実施しているコーチ会議が現役、コーチ陣、指導陣とのコミュニケーション&連携に成果が出てきているが、毎週土曜日の会議に参加できない富森C、今井Cとの連携が引き続き課題。更には、選手の病気やケガでの戦線離脱も改善はされてきているが、まだまだ不十分で、自己管理面や責任感などの甘さは克服すべき課題。
藤原ヘッドコーチ /H17(女子)
1.競技者としてはもちろん、個々人の人間的な成長
2.部内競争を高めることにより、市大女子全体のレベルアップ
3.全メンバーが互いを認め合い、支えあうことができる組織
奥田ヘッドコーチ /S61(マネジメント)
1.強いマネジメント体制を作る。 選手もマネージャーも全員が勝つことにつながる組織運営を意識し実践できるようにする。 2.AKTI(安全、金銭、投薬、異性)問題への対応強化。特に安全は他の団体も含めて意識向上を促し対策を実践する。 3.高い目標、強い意志をボート部グループ(現役、指導陣、紅橈会)で共有し、一枚岩で実践できる体制を強化する。
4.紅橈会会費500万円の目標を現役の意志と体制強化で達成し、恒常的なボート部活動財務体制につなげる。
藤本コーチ /S61
(戦略・分析、新人) 兼 現役指導部長
1、部員一人一人としっかり向き合い、勝つことへの徹底した拘りを通じ部員の成長を後押しする
2、役割分担を通じ当事者意識を醸成し部員による積極的・主体的なボート部強化の取り組みを推進する
3、数値化、見える化をさらに推進し、客観的・合理的・効果的な漕手強化ならびに体制強化を図るx
今井コーチ
/H26仙台大学(男子)
昨シーズンは四月からというタイミングでコーチをやらせて頂いて、たくさんの皆様の協力ありがというございます。
昨シーズンはインカレで最終日に行くことができなかったが、選手たちにとって多くの収穫があったシーズンであったと考えています。
今シーズンこそ、インカレ最終日に行くために、日々のトレーニングはもちろんのところより高い目標設定が必要であると考えます。
具体的には、関西の強豪(京大など)との差を意識するのではなく、関東の大学との差をはかっていくべきだと思います。
今後とも引き続き、上野さん、富森さんとの連携を確りと取れるようやっていきたいです。
青木コーチ /H24(男子)
1.選手達の感覚に加え、定量的なデータに基づく練習分析・試合分析を定着させる。
2.その上で、PDCAのCheckに基づくActを選手達が主体的に行い、より高いレベルのパフォーマンスを目指す風土を、より強固なものにする。
森脇コーチ
/S43 (女子特別技術)
特別コーチなるものは何をどうすればいいのか、未だ不明です。
が、主として、藤原女子コーチ始め女子各コーチと、そして山口女子主将との連携を取れる様にし、指導する上での困難への話し相手をとまず考えています。
今の所、遠隔地からの事とて、メールのみですが、統一した指導が出来る様、コアテキストを基に、女子クルー=スカルの漕法と訓練法を、皆さんと協議しながらまとめ、コアテキストへその添付版として使える物をと予定します。
関東では次の東京オリンピック等世界レベル大会でボートでの初メダル候補は女子クルーではないかとの話しもでています。
女子選手への理にかなった漕法と訓練法を今一度見直す事で、一歩も二歩も上のレベルになるものと確信します。
川崎コーチ /H25(女子)
1,ボートを漕ぐ楽しさを知ってもらい、卒業後もボート部に関わろうと思うような人材を育成する。
2,事前分析、クリアタイム設定等によるクルー別の成績目標を達成をサポートする。
ⅰ、対抗クルー 神戸戦勝利、インカレ最終日進出
ⅱ、強化クルー 全強化クルーが準決勝進出、牽いては決勝進出
3,女子部員数増加に伴う女子指導陣の拡充、強化
松本コーチ
/院生(女子)
1,現役に近い立場で自分の経験を生かし女子部員のサポート
2,また女性ならではの目線で女子部員のサポートを行う。
山本(和広)コーチ
/H15(新人、安全)
[考え方]
◇市大ボート部を継続的に強いチームにする為の"土台作り"に貢献する。
◇チーム運営徹底(責任者のリーダーシップ+チームメンバーの確実な実践)と責任者/コーチの密な連携・指導を通じて現役部員のレベルアップを図る。
[具体方針]
◇新人: 2015年度の"Flesh-30"達成による部員の安定確保、 "加古川レガッタ決勝"を目標にした新人育成プランの構築+実践
◇安全:水上で事故ゼロに向けた部員全員の意識向上、ならびに陸上の安全確保に向けた備えの徹底(避難訓練、不審者への対策検討、等)
中瀬コーチ /S62(マネジメント)
年々,レベルのあがってきた,試合に対する選手の取組みへのサポートをさらにもう1段あげること。
具体的には,エッセン,練習,試合時のサポートなどバックアップ体制の整備を,今まで以上に進めることで試合に対して選手が熱心に取り組める ような体制を発展させる。
その際,特に艇庫のクリーンレベルの維持,発展をサポートしていく。というのは,艇庫は選手だけでなく,現役ボート 部員,OBOGにとっても大切な「ホーム」である。ここがいかに快適で過ごしやすいかで試合の成績にも影響する。もちろん,クリーン活動は一 番時間を過ごす選手が中心ではあるが,マネジメントからも強力にサポートをしていく。
渡辺コーチ /S62(イベントマネジメント)
1.最高の試合環境を準備する
最高のコンディションで神戸大学と2,000mレースを戦える環境を整えるべく、現役・コーチ・OBOG・神戸大学・その他関係者と協力を密にして準備を行なう。
2.OBOGの支援を拡げる
より幅広いOB、OG層の参加(OBOGレース参加、観戦)を促し、大阪市立大学ボート部グループに対する支援(心+会費)を厚くする一助とする。
3.現役マネジャーのレベルアップ
現役マネジャーにとって最も負荷が大きいイベントが定期戦開催準備・運営である。半年間にわたる準備を通じて、現役マネジャーが関係者との連携、準備方法、PDCAなど業務の進め方をレベルアップできるように、支援する。
原田 主将
1.勝つ姿を常に想像し原動力とする。
2.周りを巻き込みながら強くなる。
3.考える習慣をつけ、主体的に責任を持って自分の考えていることをクルーに伝える。
山口(陽子)女子主将
1.勝利へ導く: 最終目標はインカレ最終日。自らが情熱を持って、率先して行動し、女子ロー全体を勝利へと導きます。
2.環境づくり: 各個人が当事者としての意識をもって行動できるような環境づくりをします。
3.上昇思考: ハングリー精神、ポジティブシンキング、感謝の心、アスリートとして勝つために必要なメンタルの育成を目指します。
大石 男子副将
以下3点を実践しインカレ最終日に残ることを目標とする。
1.練習の活性化
2.基本技術の徹底
3.全員が当事者意識を持つ
山中 女子副将
1.常勝集団になるための身体づくり・エルゴ値向上
2.対校クルーだけでなく、全員の自主性の形成
3.考えることへの習慣化
片倉 女子副将
1. ボート部の組織力の強化
部員が一丸となって新人勧誘を成功させることを通じて、結束力、行動力を強化することを目指します。
2. 漕手全体のモチベーション向上
部員数が増えると、対校、強化、次世代クルーなど様々な立場の漕手が生まれます。それぞれに大切な役割があることを自覚させ、選手層の底上げを目指します。
杉浦 主務
1..ボート部マネージャー組織の統括 : 全マネージャーの仕事の統括とともに漕手との連携をより効果的に進めます。
2..定期戦各イベントの準備 : シーズン中の各イベントまた神戸大学との定期戦の準備を行い成功を目的とします。
3..ボート部活動予算案作成 : 会計チームと共に予算案の作成を行います。シーズンの最終目標を達成することを目的に作成します。
4..遠征環境整備 : より漕手がベストなコンディションで試合に挑むことができるように遠征の手配をします。
松井(恭平) 副務
1.部=己の精神の徹底
部活動における全ての行動原理が部のためであり、自分のためであるよう行動できるような環境を作る。
2.マネジメントにおけるすべての活動の基盤を完成させ、今後数十年揺るがない体制を構築する
3.部員全員が自らの特長を活かして活躍できる場を提供する
2014年11月24日月曜日
深いのや浅いのや撓(しな)っているのやそうでないのと、しかしこれが半年いや今年一年で見違える様になる事でしょう!
今の現役の心意気なら必ずやれる!