Best Rowing 1
充分に、 泡一個以上、 空いている!
全員、腕を延ばしたまま、上体も反っくり返る事無くこの時代の足漕ぎを如実に示している。
上の写真のキャッチもほぼ完全に揃っている、そして殆ど全員、 この位置でも、腕は伸び、上体が起きていない、即ち、 足漕ぎをしめしていると言える。
ここで一言、漕手の、体格、足腰の柔らかさ、諸々の要因からオールの入る位置は同じでなくとも、キャッチとオールが撓(しな)るタイミングが揃う事が一番大切です。 そうすれば非力な漕手でも、艇速に寄与出来る!
この様にタイミングの揃ったキャッチが出来たオールのフィニッシュは、全員、キレイなオールの水切れが見れることになリ、艇のバランスも保てる!
このオールの入り方は水しぶきも大きく無く、深く入る時水飛沫はオール後方(進行方向)に上がり、泡も無く、しかも、既にオールは撓(しな)って理想的なキャッチとなっている!
左の写真のキャッチもほぼ揃っている、そして殆ど全員、 この位置でも、腕は伸び、上体が起きていない、注目すべきは、キャッチ時にオールの撓りが見れるオールが多く有る。。
次にキャッチの次に重要な、曳き終わり時、フィニッシュに付いてです。
上の説明は一般的なものですが、はっきり言えるのはキャッチの時が艇速が一番遅く、フィニッシュの時が一番早いと言う誰もが理解出来る内容です。
キャッチ時は、フィニッシュ最速時のほぼ半減、従って活用考慮すべき筋肉も異なって然るべきです。
従って、遅いキャッチ時に一番大きな筋力のある大腿筋を有効に活用し、最速時のフィニッシュには、スピードに付いて行ける様、腕と背筋により引き上げる事で、オールの後に空隙を持たせながら自らあげる事で低速を妨げず、抵抗無く水から抜ける。
左の写真はフィニッシュを上から見た典型例。
S42〜S43佐野キャプテンの言
オール・ブレードの理想的な動き!
私の浅はかな知見を述べます。
①キャッチのときは、前向きも、後ろ向きもスプラッシュは極力少ないほうがよい。
スプラッシュはキャッチでの泡噛みの原因になり、進行方向へのスプラッシュならブレーキに、その逆方向ならオールの戻りになる。
→ その通り,しかし、ピタッと行かない場合,どちらかと云うと、進行方向への方がオール自体は水に深く入ると思うが〜!!
②キャッチしたオールに泡をかむとオールのスリップの原因になるので、漕ぐ力が艇に有効に伝わらない。オールに泡をかむと、大きな泡になって非常によく漕いでいるように見えるが、実際の漕ぐ力は思ったほどではない。
→ 泡噛みか〜,案外皆気付いていないよね〜!
→ 今一つ,ブレードは水中で固定され動かない事、動けばスリップとなる事を認識しオール/ブレードの動きを観察する、これも、案外皆、気付いていないよね〜!
③オールが戻ると、漕ぐ力の中で最も強い脚の力が有効に使えなくなる。
→ そうなんです、それが勿体なくてな〜!!
④したがって、キャッチはスプラッシュを極力少なくして、泡をかまないように深い水をつかむのが大事。
→ そッ其の通りやが,写真の佐野さんのオールにも大きな水しぶきが出てるがな〜!
でも進行方向ですね!
⑤キャッチしたときのグリップの高さが肩と同じ高さでは力が入らないはず。せいぜい乳の高さぐらいではないでしょうか。陸上で実験してみればすぐ分かるはず。
→ 反論無し! ですが、其のくらいの気持ちでって事で〜!
⑥キャッチするときはブレードは縦の動きから、横の動きに瞬間的に変わる。このときに腕の絞りによって水をつかむのです。 腕の手首と肘が乳ぐらいの高さで水平になっていないと水平なオールは引けないと思う。
→ はいっ、その通りです,でも腕の力が佐野さんや福本さんみたいに強く無く、弱かったから、足で蹴って横の動きにする事に専念する(方法を考える)!
スポーツでは結果が全てです。
→ 分かってます〜!
正しい、合理的な漕法を、効率よく練習しなくては、他校に勝てるはずがありません。
→ ハイ!
佐野 孝
このオールの入り方は水しぶきも大きく失敗したキャッチ例、オールは撓(しな)っていると言えない!